プレイ日記

赤魔にお似合いのアイツ

以前他のプレイヤーが装備しているのを見かけて、大変お洒落なデザインにとても気になっていたこの盾。
こんなの赤魔道士で持つ以外にないでしょうと思い、デザインから調べてみたところ、「カマラデリシールド」という同盟戦績2000という大変やさしい入手難易度の装備でした。
こんなオリジナルグラだからもっと大変なのかと思ってたぜ。

そんなわけで盾そのものはすぐにゲットできたのですが、この盾は「Lv99~の戦士、ナイト、暗黒」のみが装備可能な代物。
私の持ちジョブの中では、戦士も暗黒もサポ程度しか育っておらず、唯一Lv99に近いのはナイトのLv91でした。
なんとも半端なところで止まっているナイトですが、残っていたマクロを見たところマクロ名がヨコモジだったので、どうやら引退前にここまでは上げていたようです。
盾ジョブ繋がりでナイトも好きだったから、現役当時はナイトも普通にやっていて、AF2とAF3までは全て揃えてもいたのですよね。

この素敵な盾をなんとしても赤魔で持ちたい(正しくはロックスタイルで持ちたい)。
となればこの盾を持てるジョブを装備可能レベルまで育てなければいけない。そうとなったらソッコーでナイトをLv99にするぜ、と急きょ思い立ち、倉庫に預けておいたペルル一式となんか適当な武器を持って、フェイス達とともにララ水道に突撃しました。
ララ水道のカニはアクセスが良い上に狩りやすいし、Lv99までの狩り場として便利ですよね。
指輪パワーであっという間にナイトLv99になり、かくして無事にカマラデリシールドを赤魔で持つことができるようになりました。やったぜ。

 

カマラデリシールドについて調べていたら、ナントカという素敵な盾が上位BFの「白き神」で手に入るらしいんだぜ、しかも「とてやさ」なら殴ってるだけで勝てるんだぜ激ヌルだぜ、という情報を見付けたので、そいつぁ素敵だぜと早速凸ってみました。

ぶっちゃけ「白き神」というのが何なのかすっかり忘れ果てていたのですが、BFに突入した瞬間にあのアトルガンMラスボス戦BGM「ラグナロク」がかかり、あーーーおまえかぁ!!!となりました。
正直いってこのBGMを聞けるだけでもこのBFに凸る価値はまぁまぁある。

いやBGMはむちゃくちゃ好きなんですが、実際にやってみたら本当にバトル自体は激ヌルで、かといって私のシーフはとくだん育っているわけでもないので、ただただ時間がかかるだけという退屈極まる内容になってしまいました。
アレキサンダーは殴る方向によってはダメージが一切入らないので、位置取りだけ気を付けながら、TPがたまったらWSをぶっこむ。これだけ。
あまりに暇なのでサポ踊り子にして、攻撃ダウンとかのデバフを受けたら回復したりしてみたものの、それでも20分弱ひたすら殴ってるだけっていうのは眠くなる。
かといって難易度を上げるとまず勝てないし、装備品のドロップ率は恐ろしく低いっぽいし、ちょっと時間のかかるくじ引きくらいの気持ちで割り切ればまぁ悪くないのかな。いや楽に倒せるだけで充分贅沢なので、ヌルくて眠くなるとかイキリっぽいことを言うのはやめておきましょう。マントと腰装備と盾がいつか拾えたらうれしいなぁ。

あ、ちなみに女神詣でもマグナリス装備は順調にまったくドロップしていません。宝くじと思ってこっちも気長に続けていこうと思います。

 

なんぼ今のヴァナならソロでも充分楽しめるとはいえ、装備品については、正直いってソロでは入手不可能なものが多いです。高性能なものであればあるほどそうで、しかしそれはFF11があくまでも「MMPRPG」である以上は仕様だと思っています。何もかもがソロで入手できるようになってしまったら、それこそMMORPGというゲームデザインの意味がありません。

今は「WSで5万が出せる時代」と言われていますが(現時点では既にこの情報すら古いかもしれません)、そこまでいけるのはやはりきちんと最先端コンテンツの攻略をコンスタントに続けてきたプレイヤーに限ったケースです。私のようなブランクの大きい、加えてあくまでソロでやれる範囲のことをのんびりやるだけにとどめている隠居状態のプレイヤーには、それこそ別ゲーかというくらい無縁の話です。

ゲームとしての現状のFF11をがっつり楽しむならば、やはりPT攻略前提のコンテンツに積極的に加わるべきだと思うのですが、リアルのあれこれを考えると、そこまでの余裕はとてもありません。
何より、わざわざ復帰してまでヴァナで何がやりたかったのか、を考えると、それは「高ダメージを出すこと」や「今どきのコンテンツ攻略に参加して良い装備を揃えること」では、私の場合は無い。

自分の手の届く範囲のこだわりや目標はあるけれど、それよりも何よりヴァナ・ディールという「生きた」世界の空気を感じ、オンラインゆえにいつかは必ず消滅してしまうこの世界を、しっかりと覚えておきたい。それから、二度とは戻らない「MMORPG全盛期」だった頃の得難い記憶をとどめておきたい。それが私の復帰理由であり、今こうしてゆっくりとでもヴァナを歩いている理由です。

あとはこうして、ふと心に響いてくるヴァナの風景を、ちょいちょいスクショに撮っておけたらいいな。現役時代のスクショは1枚も残っていないから、尚更そう思う。